2009年11月7日土曜日

危うし安田岩次郎邸

過日、九段下界隈を書いた際、九段坂の向こうの中坂の、もう一つ向こうにある冬青木(モチノキ)坂に少しふれました。
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冬青木坂を下る左側はフィリピン大使公邸ですが、10月31日付「朝日新聞」夕刊によりますと、この大使公邸はもと安田岩次郎(安田財閥創始者)邸とのこと。
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以下は記事概略。
建物はイベリア建築様式、鉄筋2階建て。1935年(昭和10年)建築、44年(19年)フィリピンが購入。
フィリピン財務省は、今年9月、公邸のある土地約4,500㎡について50年間の借地権の公開入札を公告、11月11日に落札者決定という。この再開発で約56億8千万円の収入見込みという。
公邸を取り壊しビル21階を建設し、最上階に公邸を移す計画。
この辺りは、第1種住居地域で4階間でしか許可されないが、屋上にヘリポートを設置することで制限が緩和されるらしい。
この計画をしったフィリピン日本協会はフィリピン政府に抗議し、一旦は計画保留になっていたが、9月15日に公告がなされたという経緯らしい。
安田氏の姪オノ・ヨーコさんも幼少時代にはだびたび訪れたそうで、8年前に訪問した際には、以前のままの保存状況に感激し、アロヨ大統領に感謝の手紙を送ったそうだ。
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安田さんは、10年も住んでいない邸宅を、当時日本の圏内にいたフィリピンに売却したことになるんですね。訳ありの匂いもします。
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人民収奪や、戦争遂行によって築いたものとは言え、「大空襲」にも耐えて生きながらえたものには、更にもっと生きながらえる保証をあげていいのではないのか。
智恵だせば救う道はありそうだけど・・・。
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これに関する報道はコチラ
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 後日談はコチラ

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