2011年8月2日火曜日

「原発の囲む列島田水沸く」(塩出眞一)  「朝日俳壇」8月1日より

「朝日俳壇」8月1日より


今日もまた避難の日なり夏落葉           (横浜市)荒川 澄

原発の囲む列島田水沸く               (宝塚市)塩出 眞一

(選者、長谷川櫂の評)
「いつも間にかそうなっていた。「田水沸く」とは夏、田水が湯のようになること。不気味な今の日本」
とある。

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「朝日歌壇」8月1日より


父の遺影抱きしめる子を母が抱く埋葬も出来ぬ二十キロ圏      (鹿沼市)石島 佳子

安全靴脱いで寛ぐ原発の声なき男の貌が見えくる            (新潟市)岩田 桂

浜岡の海に小ガメを放流す子らの未来はだれも知らない        (浜松市)松井 恵

「うつくしま」福島の里はいつ還る育てし野菜捨てつつ思う        (福島市)斉藤 栄子


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今日は、私の友人T.K氏の句を無断で(ゴメンナサイ)ご紹介

「原発の 塵降りた田や 仏桑花」


これに触発されてワタクシも駄作を

「われもまた汚染食物摂りつありあはれなるは牛のみにあらず」

「官員がやらせで築く安全神話」     (これは川柳か)

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