2012年1月28日土曜日

「日本には「足るを知る」という言葉があります。・・・・・ こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。」(渡辺謙)

東京 江戸城(皇居)東御苑白鳥濠
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俳優、渡辺謙さんがダボス会議で脱原発に関するスピーチを行った。
全文は下記をご参照下さい。

全文はコチラ(東京新聞)
「渡辺謙さん、ダボス会議でスピーチ 原子力からの転換訴える」

概要は下記。
****************************************(始)
(略)

国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、人は進化して行くべきだ。
私たちはそうして前へ前へ進み、上を見上げて来ました。
しかし度を超えた成長は無理を呼びます。

日本には「足るを知る」という言葉があります
自分に必要な物を知っていると言う意味です。
人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。
こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。

「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に頼って生きて行く恐怖を味わった今、再生エネルギーに大きく舵を取らなければ、子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。

私たちはもっとシンプルでつつましい、新しい「幸福」というものを創造する力があると信じています。
がれきの荒野を見た私たちだからこそ、今までと違う「新しい日本」を作りたいと切に願っているのです。

今あるものを捨て、今までやって来たことを変えるのは大きな痛みと勇気が必要です。
しかし、今やらなければ未来は見えて来ません。
心から笑いながら、支え合いながら生きて行く日本を、皆さまにお見せできるよう努力しようと思っています。
そしてこの「絆」を世界の皆さまともつないで行きたいと思っています。
****************************************(終)

ダボス会議は「世界経済フォーラム」というシンクタンクがスイスのダボスで開く年次総会のこと。
その時々の流行に沿ってグローバリズムや新自由主義を謳いあげるような会議であると理解している。
かつてはソニーの何とかさんも、この会議の有力メンバだったような・・・。
或いは竹中平蔵とか。

今年は、欧米の雇用問題と二つの資本主義(欧米流、中国流)が話題になっていると、このところの新聞が伝えている。
(しかし、少なくとも「朝日新聞」は渡辺謙さんのスピーチを伝えていない。)

「ダボス会議 テーマは「資本主義」=「時代遅れの資本主義」の変革 ほか」(コチラ)
に非常に詳しく掲載されている。

どういう場所であれ、どういう立場であれ、
公然と脱原発を主張する芸能関係者は勇気のある人である

記録と記憶に残すために取り上げた。

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