「放射能汚染はいまだに各地に広がり続けています。・・・危険性はわかっているはずなのに、政府はうそを言い、メディアはそのまま報道する。」（村上隆）

東京　江戸城（皇居）東御苑（2012-01-17）

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今日（1月17日）の「朝日新聞」に現代芸術家村上隆さんのインタビュー記事があった。

問
日本のアニメやマンガは「クール・ジャパン」として海外で評判です。・・・・

答
「クール・ジャパン」なんて外国では誰も言ってません。うそ、流言です。
日本人が自尊心を満たすために勝手にでっち上げているだけで、広告会社の公的資金の受け皿としてのキャッチコピーに過ぎない。・・・

などなど、興味ある発言が続くが、ここでは、原発に関連する個所についてご紹介する。
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（略）

「3・11を経て、以前のように楽して生きられない状況になった。
主体性を持って、社会を変えていかなければならない。
一芸術家としても行動を起こすべきだと考えます。」

「原発事故による放射能汚染で、日本の国土の中に、人が立ち入ることができない土地が出現してしまった。
政府はそこに自衛隊などを行かせて、被曝させながら除染と称して政治的にアピールする。
放射能汚染はいまだに各地に広がり続けています。
それなのに野田首相は原発事故の収束を宣言し、安全だと言い張る。
それはうそです。
危険性はわかっているはずなのに、政府はうそを言い、メディアはそのまま報道する。
僕はアーティストですから、しがらみもなく間違いは間違いと言える。
国際社会で言い続けます。
そういう活動家になる。」

「僕には宮崎駿さんら何人かの尊敬する芸術家がいて、その遺伝子を受け継いでいるつもりです。
彼らは自分の作品が世間に認められたくて仕事をしているんじゃない。
本当に世の中を変えたくてやっているんですよ。
・・・・・・・」

（略）
****************************************（終）