2012年5月27日日曜日

小宮山厚労相が生活保護費の減額を検討中。 芸人家族の不正受給事件に悪乗り? 河本擁護派/片山支持派

東京 江戸城(皇居)東御苑 2012-05-23
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小宮山厚労相が生活保護費の減額を検討中とのこと。
芸人さんの家族の不正受給事件に悪乗り?

この小宮山大臣、70歳~74歳の医療費負担2割化(コチラ)の問題の際にも、今年は実現できずに残念、是非来年は実現したいとの意向を表明している。

税と社会保障の一体改革とか(?)うたっているが、
税(消費税)は「公平に」負担させ、保障レベル(セーフティネット)は下げるということになっている。

生活保護について言えば、確かに「不正受給」もあるが、
生活保護受け(られ)ずに餓死する人もいることを忘れてはならない。

これからは、「扶養」の定義や確認が厳格・厳密になり、
受給開始の遅れや、親子共倒れの増加が危ぶまれる。

小宮山さんや片山さんには、これら貧乏人の現状は理解できないだろう。

自分の生活で精一杯で、親をみたくてもみれない人たち、
一方では、子どもには迷惑をかけられないと子どもを思いやる親たち。
こういう親子関係が一般的なんではないか?
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生活保護不正受給者への憎悪が、生活保護受給者への憎悪に変ることを非常に危惧する。
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ところで
2CH COPIPE HOZONというサイトに、
「犯罪者河本擁護派と片山さつき支持派」という記事がある(コチラ)
「河本」の前に「犯罪者」とあるところから、記事の主旨はわかると思う。
(貧乏人同士がいがみ合うのは悲しい。誰かが、蔭でほくそ笑んでいるゾ)

記事の冒頭にある色分けがよく出来ているので拝借する。

■犯罪者河本擁護派
・城繁幸「河本は所得税だけで1500万円ほどは払っているはず、母親が200万生保受給なら
1500-200=1300万円ほど社会に貢献している。素晴らしい! 自民党は芸人叩きショーやめろ」(BLOGOS)
・宮根誠司「福祉事務所と相談されていたので、僕らの感覚からすれば不正にはあたらない」(ミヤネ屋)
・森永卓郎「すごく真面目で誠実で芸能界一いい人なんですよ。 叩かれすぎてかわいそう」(ミヤネ屋)
・ガダルカナルタカ「もし本当であれば、と仮定でものをいう片山さつきは議員にふさわしくない」(ミヤネ屋)
・松尾貴史「藝人をいじめて愉しセレブ議員」「義憤や正義感ではなく、選挙の実績作りだと思います」(twitter)
・麻木久仁子「あの議員さんたちは、恵まれた環境に生まれ高い教育を受けさせてもらい、親や親族、縁に恵まれたことへの感謝の気持ちはないのかな。謙虚さこそが“伝統的日本人の美徳”ってえやつじゃないのかな」(twitter)
・千原せいじ「片山の旦那、大きな会社つぶしたんやろ」(読売テレビ・関西ローカル情報ten)
・フジテレビ豊田社長「うっかりしていたというコメントを信じるとすれば、影響は出ないと思う」(定例会見)
・大谷昭宏「お母さんは一般市民。議員が名前を上げてまで批判するのは私は行き過ぎだと思う」(ドデスカ!)
他 ハマカーン、大竹まこと、室井佑月、荒川強啓、宮台真司、中野英雄


■片山さつき支持派
・トミーズ雅「河本は月500万くらいもらってるねんから50万は仕送りせな」(せやねん)
・宮崎哲弥「毎年見直しがされている、ということは収入が不安定だからという抗弁は通用しない」(昼おび)
・ふかわりょう「河本君の考えの甘さは、芸としてはいいけど社会のルールを踏んでしまった」(昼おび)
・三田寛子「芸人としても人としてもペナルティ、マイナスが大きい」(昼おび)
・江口ともみ「私自身も保証の無い仕事なので、不安定は言い訳にはならない」(ワイドスクランブル)
・デーブ・スペクター「河本が個人攻撃されてるように見えるかもしれないけど、イギリスでもアメリカでも名前つき写真つき、隠し撮り全部ニュースで非常に厳しくやる。 国の負担が大きいから」(ワイド)
・つんく 「『現物支給』を原則にするというのはどうでしょうか?」(twitter)
・ロンブー淳「モラルに当てはめれば、認識が甘かったということになると思う」(知りたがり)
・テリー伊藤「この発言は応援に対する感謝の思いがないことの裏返しだ。生活保護の制度に甘えていた」 ←掌返し
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意外と「河本擁護派」が多いのに安心した。

この事件で、
得をした人(もしくは、勝った人)は片山と小宮山
損をした人(もしくは、負けた人)は河本と多くの貧乏人。

さて、どちらのカタを持つか?
一目瞭然である。
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上の色分けに名前だけが入っている宮台真司さんの片山批判

   お笑いコンビ、次長課長の河本準一さんが、母親の生活保護受給を謝罪したことについて社会学者の宮台真司さんがコメントした。河本さんを追及していた片山さつき自民党衆院議員を批判する内容で、話題を呼んでいる。
   河本さんの謝罪会見が行われた2012年5月25日放送のラジオ番組「荒川強啓 デイ・キャッチ!」(TBSラジオ)にゲスト出演した。

河本批判で「本質的な議論がなされなくなる」
   河本さんの母親は河本さんがお笑い芸人になったものの、仕事がなく収入もわずかだった15年前から生活保護を受給。4月に週刊誌が「年収5千万円の人気芸人の母親が生活保護を受給」などと報じたことを受け取りやめた。河本さんは自分の年収が増え始めた5~6年前からの分を返還するとしている。
   謝罪会見後もネットでは、河本さんを批判する声が大々的に挙がっている。宮台さんは「今はネット社会なので、こういう道徳的なフレームに触れるような問題があると炎上する」とし、今回の騒ぎも予測できたとする。
   最初の週刊誌報道では河本さんの名前は伏せられていたが、その後、一部ネットメディアが実名で報道した。片山議員も河本さんの名前を出して、ブログやツイッターで追及していたが、これが「非常に大きな問題だ」だとする。片山議員の行動は「人気取りであると同時に不用意な、というか不必要な問題の拡大」だとし「本質的な議論がなされないで倫理的な批判ばかりが出てくるということになってしまう」と懸念する。

福祉事務所にも問題がある
   宮台さんは、今回の件は河本さんと福祉事務所のやりとりによって「当局が許容していたこと」だとし、本来なら批判についても河本さんと福祉事務所に半々か、4:6で、6の方が福祉事務所にいかないとおかしいとする。
   役所には税金を使って、税金の使い方を最適化した上で福祉を行う責務がある。そのため、役所が最適化の責務を怠っていたことになるとし、
「役所がそれでいいというのなら、『じゃあ母親は生活保護のままでいいや』って思う人が出てくるというのは、もちろん道義的に責めていいけれど、いくらでもあり得ること。行政の適切性という観点で考えれば、そういう人間が必ず出てくるということを想定した上で、枠組みを適正化するべき。それが本質なのに、実名を挙げて特定の個人に批判を集中させた片山さつきという自民党の議員の資質には大きな疑念がある」
と語った。自民党に対しては「問題の本質を見失わせるようなスキャンダラスティックな意見表明をするなと(片山議員に)警告するべきだ」としている。

片山議員擁護の声も多い
   宮台さんのコメントはネットでも話題になり、多くの書き込みが寄せられた。「全くそのとおり 役所の怠慢と制度を放置してきた官僚政治家が一番悪い」「片山もマスコミも、スキャンダリズムの中で己の利益を追ってるだけだから、 問題の本質はスルーされてる」と同意するものもツイッターなどに相当あるようだが、
「片山が頑張ったから、改めてナマぽ問題が表面化したんだろ? 国会議員として良い仕事しただろ」
「ナマポに触れたらこの有様か 今後一切不正受給に触れる議員は現れないな」
「河本はテレビにあれだけでてるから公人と同じなんだよ 民主党が何もやらないから片山がやってるだけだろ」
といった片山議員擁護も多い。
   河本さんの謝罪会見のあった25日、片山議員がスポーツ報知の取材に応えている。今後は生活保護制度の改正に動き出す方針で「これをきっかけに、受給の膨張が事前防止できるのは大きい。全国の方々に『もらい得』はない、というのを伝えられたので」。河本さんについては「個人(攻撃)が目的じゃない」とする一方で「新事実が出てくれば別ですよ。いろんな情報提供がありますので」と語っていたという。
   河本さんは26日未明、10日ぶりにツイッターを更新した。「この度はファンの皆様、関係者の皆様に大変ご迷惑とご心配をおかけしまして本当にごめんなさい。 応援してくださるファンの皆様には舞台やテレビなどで、一日も早く恩返しが出来たらと思います。 これからも次長課長を宜しくお願いします」と書いている。
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もう一つの意見。
同じ年の河本さんの謝罪会見。
鬼の首取ったかのようにマスコミは繰り返し朝から晩まで会見時の映像を流しているが、いちタレントの事を国会でまで取り上げることか
アホかつーの。
国会では議論すべき問題がその他に沢山あるでしょうが。
ていうか議員さん達なんて今回の件の額なんて笑い飛ばせるような利権をむさぼり食ってきたんでしょうが。それを今更なにを平然と・・・・。まぁ、それが政治家か。
政治も人気獲りのマスコミのまねごとをしてきているのだとしたらこの国は本当に末期ですね。
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