2012年9月23日日曜日

日本維新の会、橋下代表に拒否権を付与し権限を強化する方針

読売新聞
維新、橋下代表に「拒否権」付与…権限強化へ
 地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が近く結成する新党「日本維新の会」の規約案に、党の重要事項の議決に関し、「出席者のうち代表を含む過半数」を必要とする規定を盛り込むことが21日、明らかになった。
 代表に事実上の拒否権を与え、権限を強化する狙いがある。
(2012年9月22日18時40分  読売新聞)

毎日JP
日本維新の会:規約案、代表に強い権限 党員に投票権なし
毎日新聞 2012年09月20日 大阪朝刊
 橋下徹・大阪市長が代表に就く新党「日本維新の会」が策定中の党規約案で、国政選挙の候補者の公認・推薦を党代表に一任する方針であることが分かった。代表選出に関して一般党員の投票権に関する規定がないことも判明。代表に強い権限がある一方、党員の権利が限定的となる可能性がある。維新は内部調整を進め、規約の策定を急いでいる。
 維新は、比例代表の名簿登載順位についても、党代表に一任する方針。候補者の公認・推薦について民主は、代表や幹事長ら党幹部による常任幹事会で過半数の賛同を条件に認めると党規約で規定。自民は、総裁ら約30人による選挙対策本部で、全会一致を原則として決めている。維新の規定は、代表に大きな権限を与える仕組みとなっている。
 代表選については、所属国会議員や地方議員、首長らに投票権を与える方針を固めているが、党員に関しては「全く未定」(幹部)という。ただ、細かな規定は別途規則で定めるという。
 民主は、候補者が争奪する全1231ポイント中409ポイントを党員・サポーター(約33万人)に配分。自民も全499票のうち300票を党員・党友(約79万人)に割り振り、党員らの投票権を認めている。

MSN産経
日本維新の会、空中分解の兆し 大阪主導の規約に東京側は「暫定」
2012.9.15 21:29
 橋下徹大阪市長を代表とする新党「日本(にっぽん)維新の会」に参加する国会議員と「大阪維新の会」の府議、市議らが15日、同市内の大阪維新本部で初会合を開き、党運営を定める規約を固めた。これにより、今月中に総務相へ結党を届け出る。ただ、国会議員側は大阪側主導で作られた規約を「暫定」と強調するなど不満を示す。次期衆院選の「台風の目」と目されていた維新だが、水面下では深刻な路線対立が生じている。
 会合では、党代表の任期は3年で再選可能とし、代表選は国会議員、地方議員ともに1人1票の投票で決めるとする規約を固めた。
 ただ、国会議員の一人は、協議終了後「過渡期の規約だから」と、変更もありうることを示唆した。
 国会議員側の7人は13日夜、都内で党の政策の柱とする「維新八策」や規約について話し合った。
 「こなれていない」「これが最終形とはならない」-。7人は八策については修正が必要との認識で一致した。規約についても「国会議員の自立性を明文化させないと国会対応が取れない」「各地域ブロックの責任者は国会議員にすべきだ」との意見が出た。
 しかし、15日の協議は、数で勝る府議団らが押し通し、国会議員側も、届け出を最優先させるため反論を極力抑えた。
 府議団や市議団は、「外様」である国会議員側に主導権を奪われたくないという意識が強い。国会議員側は、所属政党への離党届を出した直後であり、新党をここでご破算にするわけにいかないが、松浪健太衆院議員は15日の会合後、記者団に「国会議員団の規則は国会議員団で決めるのは当然だ」と主張した。
 「大阪」と「東京」との確執。「日本維新の会」は空中分解の危険性をはらんでいる。(松本学)

■Togetter
維新の会政権誕生(橋下徹・維新八策)で日本はこうなる!?(<維新八策を検証してみた…> :出典は産経記事[ これが維新八策・改訂版の全容だ! ]と日経記事[ 維新八策・最終案の全文 ]より


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