2012年9月23日日曜日

がれき処理単価 「石巻は東松島の7倍」とNHK報道

河北新報
がれき処理単価 「石巻は東松島の7倍」NHK報道

 東日本大震災で発生したがれきの処理費用をめぐり、宮城県石巻市は21日、環境省の調査結果を公表した。NHKの番組で1トン当たりの処理単価が隣接の東松島市より約7倍高いと報道されたが、環境省は「7倍もの開きが出るとは考えられない」との見解を示した。
 調査結果によると、推定の事業費総額を3月末時点のがれき推計量で割ると、石巻市は1トン当たり4万8105円、東松島市は3万8976円。昨年度の事業で大半だった仮置き場への収集運搬では石巻市が1万4737円で、東松島市は1万4035円だった。
 環境省によると、9日に放送されたNHKの報道では、がれきと津波堆積物を合わせた1トン当たりの処理に石巻市が7万1000円、東松島市は9600円を要し、自治体間で差があるとした。
 東松島市は処理費の安い津波堆積物の量が石巻市より多く、環境省は「単純に全体の平均単価で比較することに無理がある」と結論付けた。
 石巻市の亀山紘市長は臨時記者会見を開き「報道を見てびっくりした。市としての見解をNHKに出したい」と述べた。
 NHK広報局は「番組では、がれき(津波堆積物を含む)の総量と処理費用について、できる限り新しい数字を県や各自治体に取材して処理単価を試算し、紹介した」とのコメントを出した。
2012年09月22日土曜日
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