2012年10月27日土曜日

要するに、石原辞任は八方塞がりになってしまっただけです。(金子勝)

■金子勝さんツイッター

金子勝 ‏@masaru_kaneko
五輪招致委が、石原ブランドが突然消えて重い空気だという間抜けな記事。 http://goo.gl/5tz7i  人種差別主義者として国際的に有名な石原氏が尖閣問題を挑発した時点で、東京五輪なんてありえないのに。内向きすぎて話にならない。 http://goo.gl/oCJj2 


金子勝 ‏@masaru_kaneko
読売のちょうちん記事は論外だが、状況を冷静に見ると、石原都知事は尖閣問題を挑発して、目玉とした五輪誘致は失敗するのが目に見えてきた(少なくともアジア・アフリカ諸国の多くは支持しない)。初期の環境規制以外、目玉政策はみな失敗。要するに、石原辞任は八方塞がりになってしまっただけです。

読売オンライン
五輪招致委、重い空気…石原ブランド消え衝撃

 2020年の夏季五輪招致を目指す東京都が、石原慎太郎知事(80)の辞職表明に衝撃を受けている。
 開催都市の最終選考が10か月後に迫り、早ければ12月には国際オリンピック委員会(IOC)の支持率調査が始まるが、「首都の顔」が決まるのは同月中旬。これまで石原知事の個性で世間の関心をつなぎ留めてきただけに、「都知事が代われば選考レースの行く末にも影響する」と不安の声も上がっている。

 ◆関係者に衝撃
 「強烈な存在感のあった石原さんがいなくなることで、国民の関心が薄れないだろうか」。招致関係者の間には重たい空気が流れた。
 東京招致のネックは国内支持率の低さ。IOCが5月に公表した各都市の支持率調査結果では、東京は47%。招致レースで東京とともに1次選考を通過したイスタンブール(トルコ)は73%、マドリード(スペイン)は78%と、東京よりはるかに高い。このため、都スポーツ文化事業団では国民の関心を高めようと、石原裕次郎さんをPR動画に起用するなど、「石原ブランド」を利用してきた。
 トルコは隣国シリアの情勢不安、スペインは深刻な財政危機を抱え、「東京の勝機は十分に出てきた」(都幹部)と手応えを感じていただけに、招致活動の旗振り役を失った衝撃は大きい。

 ◆「なぜ今…」
 「なぜこのタイミングで」。招致委員会の幹部は頭を抱える。IOCの支持率調査は早ければ12月から始まるとみられる。「もし五輪招致の是非が都知事選の争点になってしまったら……」と幹部は心配する。
 実務的な問題も出ている。開催計画の詳細をまとめた立候補ファイルをIOCに提出する期限は来年1月7日。冒頭は当然、「首都の顔」のあいさつと顔写真を掲載することにしていたが、急きょ、「首都の顔」のページを除いて印刷する予定だ。都知事選の投開票日は12月16日が最有力とされ、都のスポーツ振興局は「新知事が決まってから急いで追加印刷をするが、間に合うのだろうか」と気をもむ。
(2012年10月26日16時55分  読売新聞)

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