2012年12月22日土曜日

原子力学会事故調、福島第1原発:地震による破損を否定

毎日JP
福島第1原発:地震による破損を否定…原子力学会事故調
毎日新聞 2012年12月22日 02時30分(最終更新 12月22日 02時36分)

 東京電力福島第1原発事故を調べている日本原子力学会の事故調査委員会が、地震による1号機への影響について、「安全上重要な機器の破損はなかった」とする方向で、来年3月に中間報告をまとめることが分かった。21日にあった学会事故調の会合後、委員長の田中知・東京大教授らが取材に明らかにした。地震による重要機器の破損の有無を巡っては、国会や政府の事故調の見解が分かれており、学会事故調の判断が注目されている。

 事故調幹事の関村直人・東京大教授は「地震の後、津波が到来する前のデータからプラントの状況を判断した結果、放射性物質の放出につながるような配管の破断などは考えにくい」と話した。事故調の議論でも異論はなかったという。

 国会事故調の報告書は、津波の到達時間などを検証した結果、少なくとも1号機の非常用電源の喪失は津波によるものではない可能性があると指摘、「1号機では地震の揺れによる小規模の冷却水喪失が起きていた可能性がある」と結論づけた。一方、政府や東電の事故調は、1~3号機の原子炉格納容器や圧力容器、周囲の配管について、地震による損傷の可能性を否定した。【西川拓】

彼らによる調査結果は聞かなくても容易に想像できる。

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