2013年7月8日月曜日

安倍晋三は憲法に対して不勉強すぎる 「みっともない憲法」「恥ずかしい憲法」など言える資格などない モチロン憲法改正など言う資格はさらさらない

日本国憲法を「みっともない憲法」「恥ずかしい憲法」と言って憚らない日本国の総理大臣安倍晋三の憲法に対する不勉強ぶりには呆れてしまうものがある。

この程度では憲法改正を言い出す資格などない。
論外である。

3月24日の民主党小西議員とのやり取りでもそれはバクロされた。
詳しくは、↓
「日本人は民主主義も捨てたがっているのか?」想田和弘 (『世界』6月号) (その2) 政治家がやりたい放題できる「不可解」 推理の糸口となる「事件」 「首相は庶民と同じ凡人でよい」というイデオロギー 民主主義に「実」を入れる

そしてさらについ先ほどの党首討論でもその問題が曝け出された。
さすがの「天声人語」子も頭にきたようだ。
表現は軟らかながら、「不勉強!」「もっと勉強せい!」と言っている。


「朝日新聞」2013-07-08付け「天声人語」

 議論は広がってきているが、深まってはいない。大切な問題に触れているのに、その先を掘り下げられない。参院選での憲法改正をめぐる論戦である。隔靴掻痒(かっかそうよう)とはまさにこのことだろう

▼先日の日本記者クラブの党首討論会で、自民党の憲法改正草案をいくつかの側面から俎上(そじょう)に載せたのはよかった。生活の党の小沢代表は安倍首相に質(ただ)した。基本的人権は永久不可侵と宣言している97条を削るというが、どういう考えからか、と

▼憲法はなぜ最高法規なのか。その肝心要の理由を説明するのが97条だとされる。極めて重い条項であり、小沢氏の問いは一つの核心を突く。首相は「逐条的に聞かれても……」。これで済む話ではない

▼みどりの風の谷岡代表が前文に注目したのも鋭かった。憲法では「日本国民は」と始まるところ、草案で「日本国は」としたのはなぜか。国民が憲法という約束事を取り交わして初めて国家が立ち現れる。自民党案は順番が逆さだという指摘だ。ここでも正面からの答えはなかった

▼立憲主義について首相が語る場面があった。憲法は権力を縛るものと認めつつ、しかし今は「王権の時代、専制主義的な政府」ではなく、民主主義の国家だと述べた。言いたいことがどうも呑(の)み込みにくい

▼多数決でものを決める民主主義。それでも侵すことのできない人権を守る立憲主義。両者は時に対立する。その張りつめた関係についての認識があるのかどうか。疑問と、もどかしさが募る。さらなる論戦を待つ。









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