2013年10月5日土曜日

小泉元首相の原発ゼロ発言について野党幹部の意見がおもしろい。「全面賛成だ。党の機関紙しんぶん赤旗に登場してほしい」(市田共産党書記局長)。「言いたいことは山ほどあるが、今は仲間。自民の中でも仲間を増やしてほしい」(福島みずほ氏)。民主党幹部コメントなし。





毎日新聞
小泉元首相:原発ゼロ改めて主張「政府が方向出せば」

小泉純一郎元首相は16日、千葉県木更津市で講演し、日本のエネルギー政策について「原発が必要だという論理で国民は説得できない。むしろ、ますますゼロにすべきだということならば説得は可能だ」と述べ、改めて「脱原発」の必要性を強調した。

小泉元首相は「政治が決断すれば日本は原発ゼロでもやっていける」と強調。その上で「野党はだいたい原発ゼロに賛成だ。政府・自民党が自然を資源にするエネルギーを日本は取るべきだと言って政治的方向を出せば、国民は協力してくれるのではないか」と述べた。【岡崎大輔】


NHK
小泉元首相「原発ゼロ目指すべき」
10月16日 18時36分

小泉元総理大臣は千葉県木更津市で講演し、今後のエネルギー政策について「政府・自民党が原発をゼロにして自然エネルギーに変えていく方向性を打ち出せば、おおかたの国民は協力してくれる」と述べ、「原発ゼロ」社会を目指すべきだという考えを改めて示しました。

この中で小泉元総理大臣は、今後のエネルギー政策について「東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、このまま原発を推進していくのは無理だと感じ始めた。一番の理由は高レベル放射性廃棄物の処分場が日本にないことで『核のゴミ』の捨て場所もないのに原発を再稼働すればゴミはどんどん増えていく」と述べました。
そのうえで小泉氏は「さまざまな代替エネルギーへの支援策を行えば日本は変わる。多くの野党は『原発ゼロ』に賛成であり、政府・自民党が原発をゼロにして自然エネルギーに変えていくという方向性を打ち出せば、おおかたの国民は協力してくれる」と述べ「原発ゼロ」社会を目指すべきだという考えを改めて示しました。
また小泉氏は、みずからの今後の活動に関連して「私は政治家を引退しており、もう2度と国会議員に返り咲くつもりはない。『原発ゼロを訴える新党結成を考えているのか』と言われるがそんなことは毛頭ない」と述べました。


小泉氏の原発ゼロ発言波紋呼ぶ
10月17日 4時49分

小泉元総理大臣が、「原発ゼロ」社会を目指すべきだという考えを示していることに対し、自民党内から批判や戸惑いの声が出る一方、野党側は、おおむね好意的に受け止めており、エネルギー政策を巡る議論に波紋を呼んでいます。

小泉元総理大臣は16日、今後のエネルギー政策について、「政府・自民党が、原発をゼロにして自然エネルギーに変えていく方向性を打ち出せば、おおかたの国民は協力してくれる」と述べ、「原発ゼロ」社会を目指すべきだという考えを重ねて示しました。
これに対し、小泉氏が総裁を務めた自民党内からは、「『原発の安全性は原子力規制委員会の判断を尊重し、再稼働を進めていく』とした党の方針と相いれない」という批判や、「党内の意見が割れているという誤解を国民に与えかねない」といった戸惑いの声が出ています。
自民党執行部は、「発信力がいまだに強い小泉氏と対立しているように見られるのは得策ではない」として、原発への依存度を下げていく方向性に大きな差はないことを丁寧に訴え、小泉氏の発言の影響を最小限にとどめたいとしています。
一方、野党側は、小泉氏が総理大臣在任中、原子力発電を推進していたことから、真意をいぶかる声も出ていますが、「原発ゼロ」社会を目指す方向性は一致するものだとして、おおむね好意的に受け止めています。
そして、今の臨時国会で安倍総理大臣に、小泉氏の発言に対する認識をただす動きや、今後の連携に期待する意見も出ており、エネルギー政策を巡る議論に波紋を呼んでいます。   








0 件のコメント: