2014年1月20日月曜日

吉野弘さん死去。享年87。 「正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい 正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと 気付いているほうがいい」(吉野弘「祝婚歌」から一部抜粋) / NHK総合 クローズアップ現代 「“いまを生きる”言葉 ~詩人・吉野弘の世界~」 2015年1月27日(火)放送 「亡くなって一年、いま静かなブームを呼んでいる」   




立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には

色目を使わず

ゆったりゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で風にふかれながら

生きているなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

(略)












【2015年に追記】

NHK クロースアップ現代 No.3606
「“いまを生きる”言葉 ~詩人・吉野弘の世界~」
2015年1月27日(火)放送

「正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい」-「祝婚歌」で知られる詩人・吉野弘さん(享年87)が亡くなって一年、いま静かなブームを呼んでいる。
何げない日常や光景の中に、人間の弱さや優しさ、他者とかかわって生きることの意味をうたった吉野さんの詩は、これまでもドラマ「ふぞろいの林檎たち」(山田太一)のセリフに登場したり、ロックアーティスト・浜田省吾のアルバム中に引用されたりしたほか、いくつもの教科書に掲載されてきた。
その吉野さんの言葉が、先行きの見えない混沌とした時代の中で、共感をよんでいるのだ。
今回、終戦直後、22歳の頃に書かれた未発表原稿が書斎から見つかった。
軍国青年だったという吉野さんは、その反省から、詩人として“人のために生きる決意”を記している。
“いのち”“日常”“大切な人”を詠むことにこだわった吉野さん。
彼の言葉に、いま人々はなぜひかれているのか、その秘密に迫る。



NAVERまとめ
I was born、夕焼け…吉野弘さんの遺した「やさしい」詩 10選
「雪の日に」「祝婚歌」「I was born」「生命は」「奈々子に」「burst 花開く」「虹の足」「夕焼け」「素直な疑問符」『動詞「ぶつかる」 更新日: 2014年01月22日


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