2014年8月26日火曜日

二・二六事件などの軍法会議記録 公開へ (NHK)

NHK
二・二六事件などの軍法会議記録 公開へ
8月26日 4時18分

法務省は、全国の検察庁で保管されている旧日本軍による「軍法会議」の記録を、国立公文書館に移すことを決めました。
昭和初期の「二・二六事件」や「五・一五事件」に関するものも含まれていて、日本の近代史を知るうえで貴重な資料が、今後、一般に公開されることになりました。

国立公文書館に移されるのは、明治15年ごろから昭和21年ごろにかけて、旧日本軍が開いた「軍法会議」の訴訟記録およそ1200冊です。
このなかには、昭和7年に、当時の犬養毅総理大臣が海軍の青年将校に暗殺された「五・一五事件」の判決文や、昭和11年に陸軍の青年将校らがおよそ1400人を率いて東京の中枢を占拠し、政府要人らを殺害した「二・二六事件」での将校の供述調書などが含まれています。
これらの記録は、全国12の地方検察庁で保管され、これまで研究者などに限って閲覧が認められていました。
これについて、法務省は「歴史的価値が高い」として、来年度以降、法律で定められた保管期間が過ぎたものを国立公文書館に移していくということで、日本の近代史を知るうえで貴重な資料が今後、一般に公開されることになりました。

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