2015年1月13日火曜日

ベストセラー『21世紀の資本』 の翻訳者・山形浩生が、原書を読んで真っ先に思ったこと | 日刊SPA


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『21世紀の資本』の要旨は、「r>g」というひとつの数式に集約することができる。つまり、ピケティによれば「r(資本収益率)」は常に「g(経済成長率)」を上回るとされ、今後「r」は平均4%程度に落ち着き、先進国の「g」は1.5%となるとしている。詳しい説明は本書に譲るとして、極々シンプルに言えば、投資信託やファンドなどの資産を持っていれば年4%程度の収益を得られるが、働いて得られる収入の伸びは1.5%ほどに抑えられ、この状態が続くことでとてつもない格差も生まれるということだ。山形氏が続ける。
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