2015年5月26日火曜日

米国が初めて人権理事会の審査対象になり、「画期的なことだ」と意義を語った。/米軍基地は沖縄県民の「4つの権利」を侵害している~琉球大学教授らが「国連」に訴えた人権問題(BLOGOS編集部) : 「辺野古の基地建設は、沖縄の自己決定権の侵害」    


琉球大学教授で、「沖縄建白書を実現し未来を拓く島ぐるみ会議(以下「島ぐるみ会議」)」の国連部会長をつとめる島袋純琉球大学教授が5月19日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。

名護市辺野古の米軍基地建設への反対運動や、国連人権理事会への働きかけなど、島ぐるみ会議の活動について説明するとともに、外国人記者らの質問に答えた。国連への働きかけについては、それによって米国が初めて人権理事会の審査対象になったと報告し、「画期的なことだ」と意義を語った。(取材・岸田浩和)

(略)

現在、島ぐるみ会議では、5つの取り組みを行っている。1つめが「国連」への働きかけ、2つめが「アメリカ」への働きかけ、3つめが国内各都道府県でのシンポジウム開催などによる「国内世論」の喚起、4つめが「沖縄県内」の経済界・労働団体・市区町村との連携。そして5つめが、辺野古へのチャーターバス運行による「市民運動」への参加のサポートだ。

特に、国連への働きかけでは、国連の全加盟国(193ヶ国)の人権状況を普遍的に審査する枠組みとして盛り込まれた、国連人権理事会のUPR審査に対し、「沖縄の米軍基地が、沖縄県民の(1)自己決定権(2)環境権(3)女性の権利(4)表現の自由の、4つの権利を侵害している」との指摘を行うためロビー活動を展開。島袋教授らが中心になり、ジュネーブの国連担当者を訪問し、訴えた。

この「4つの権利侵害」の具体的な内容について、島袋教授は、次のように説明した。

「辺野古の基地建設は、沖縄の自己決定権の侵害」

(以下略)




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