2016年10月13日木曜日

2016年のノーベル文学賞に歌手・作詞作曲家のボブ・ディランさん(75) / 意外に思うかもしれないが、2012年の受賞予想でもボブ・ディランは2位だったんだね。で、その年の予想1位はモチロン村上春樹で、受賞者はナント予想3位の莫言だったんだって! ナニコレ! / B・ディラン氏がノーベル文学賞 「近代の分裂」癒合 (米文学者 佐藤良明) ; フォーク純粋派をロックのビートで染めた男が、そのざらついた声で純文学を染め、文学もまたポップな帝国の中にあるという、資本主義先進国の常識を、改めて世界に印象づけたのが今回の出来事である








 (略)

■一種の無血革命

 現代の私たちにとって「文学」もまた、すでに商業文化の外側に位置するものではなくなっている。文学の文脈が変わったのであって、その変化を生み出す中心にディランがいた。そのディランを、過去数十年、むしろ反商業的スタンスを強めてきたノーベル文学賞が顕彰してしまったのだ。一種の無血革命が起こったのだといえる。

 フォーク純粋派をロックのビートで染めた男が、そのざらついた声で純文学を染め、文学もまたポップな帝国の中にあるという、資本主義先進国の常識を、改めて世界に印象づけたのが今回の出来事である。往年の若者たちの革命が半世紀を経て、ストックホルムでその総仕上げの儀式を行う。そこでスポットを浴びるのも、やはりディランというわけだ。







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