2017年4月28日金曜日

民進党、籠池泰典からヒアリング(4/28)。籠池氏「交渉経緯、昭恵氏に報告」 国有地売却問題 (朝日新聞);昭恵氏への報告を国側にも伝えたとし、「後ろ向きだった契約に前向きになってくれた」 / 籠池前理事長、 ”地中ゴミは財務局の意向”との認識示す (NHK) / 「昭恵夫人に交渉の推移を報告していた」「『何かすることは?』といわれ、うれしかった」 - 産経(詳報) / その場には安倍事務所の秘書も帯同。 電話の回数20回を超える。籠池氏の妻と昭恵氏との電話は「数えきれない」「1時間や2時間くらい話すことも」 / さらなる〝爆弾〟投下も予告 籠池氏は昨年3月に財務省の担当室長と面会した際、担当者が「特例」と発言した録音記録も公表。「他の交渉についての録音テープはまだある」と告白(日刊ゲンダイ)/ 財務省との交渉に昭恵夫人影響…籠池氏主張 (日テレ) 

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 森友学園(大阪市)への国有地売却問題で、学園の籠池泰典・前理事長は28日、民進党が開いたヒアリングに出席し、2015年5月に結んだ定期借地契約について「(国側との)交渉の経緯は、(安倍晋三首相の妻の)昭恵氏に報告していた」などと発言した。昭恵氏への報告を国側にも伝えたとし、「後ろ向きだった契約に前向きになってくれた」とも述べた。

 ヒアリングは、東京・永田町の衆議院第二議員会館で行われた。籠池氏は冒頭、昭恵氏との関係について説明。小学校の開校準備を進めていたころの昭恵氏とのやりとりに触れ、「主人にお伝えしますと言ってもらい、何かすることはありますか、とまで言ってくれて、うれしかったことを覚えています」と話した。

 学園側は当時、小学校の設置認可と土地の準備を同時に進めていた。籠池氏はヒアリングで、「(土地を)定期借地で借りたいと思っていた」とし、「賃料の交渉で半月に一度、10日に一度は(財務省の)近畿財務局に行き、その都度、昭恵氏に報告していた」と発言。「近畿財務局の担当者にもそのことは伝えていたので把握していると思う」と話し、「突然、それまで後ろ向きだった定期借地に前向きになってくれた」と語った。

 安倍首相は、国有地売却への自身や昭恵氏の関与を繰り返し否定し、「私や妻が関係していたことになれば首相も国会議員も辞める」と公言している。

学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長は、28日の民進党の会合で、安倍総理大臣の妻の昭恵夫人との関係について、「夫人には交渉のつど、交渉の経緯などを報告申し上げていた」と述べました。

籠池前理事長は、この中で昭恵夫人との関係について、「小学校の建設構想が走り出した平成24年10月ごろ、まっさきに構想についてご相談した。平成26年4月、塚本幼稚園で講演を賜ったあと、小学校の建設用地にご案内した。当時、定期借地契約したいと考え交渉のため、10日に一度くらいは近畿財務局に出向いていた。昭恵夫人には、交渉のつど、交渉の経緯などを報告申し上げていた」と述べました。

また、「当時の近畿財務局の担当者には、私が交渉経緯を昭恵夫人に伝えていることを伝えていた。財務省のほうも、当然このことは認識していると思われる」と述べました。

そして、「定期借地契約に難色を示していた財務省が、平成26年夏ごろ、突然、定期借地契約に前向きになった。財務省がなぜ突然、態度を変えてくれたのか、私には知る由もありませんが、録音記録の中での田村室長がいう『特例』は、このことを指していると考えている」と述べました。

”地中ゴミは財務局の意向”との認識示す
籠池前理事長は同じ会合で、大阪・豊中市の国有地の大幅値引きの原因となった地中のゴミについて、新たに見つかったものではなく、前の年に土壌改良工事が行われた際、近畿財務局の意向で撤去されなかったゴミだという認識を示しました。

そして、その根拠とする財務局の担当者などとの打ち合わせ内容を工事業者がまとめたメモを、去年3月に財務省で田村・国有財産審理室長に面会した際に手渡したと述べました。このメモには、業者が「ゴミをすべて撤去しようとすれば費用が膨大になる」と相談したのに対し、財務局の担当者が「場内処分の方向で協力お願いします」と述べ、ゴミの混じった土の敷地内への埋め戻しを要請したように読み取れる記述があります。

これに対して、財務省は午後の民進党との会合の中で、「田村室長にメモをもらったという認識はない」としています。また、ゴミが混じった土の埋め戻しについても、これまで国会で「近畿財務局が依頼した事実はない」と全面的に否定しています。

学校法人森友学園(大阪市)が大阪府豊中市の元国有地で進めていた小学校建設をめぐる問題で、民進党は28日、国会内で学園元理事長の籠池泰典氏からヒアリングを行った。籠池氏は国有地取得に向けた財務省側との一連の交渉について「安倍昭恵(首相)夫人には適時、報告していた」と述べた。詳細は次の通り。

 籠池氏「瑞穂の国記念小学院の建設構想が具体的に走り出した直後の平成24年10月ごろ、まず真っ先にこの構想についてご相談申し上げたのは尊敬する安倍晋三首相のご夫人、昭恵先生だった。当時安倍晋三先生は自民党総裁に返り咲く前だったので、安倍先生を応援するためにもぜひ当園にお越しいただき、ご講演をいただければと思い、安倍先生サイドと接触を図ったところ、昭恵夫人とお会いすることができて、その際、安倍先生のご講演の依頼をすると同時に小学校建設構想についてもお話申し上げた。

 残念ながら総裁選などの影響で、安倍先生のご講演はかないませんでしたけれども、その後、平成25年9月に財務省に対し安倍晋三記念小学校として土地所得要望書を提出するまでにも、昭恵夫人にも小学校建設プロジェクトの進捗(しんちょく)については適時報告している。

 安倍先生が総理に就任されたためご講演はかなわぬだろうと思っていましたところ、思いがけずに昭恵夫人からご講演をいただく運びとなった。平成26年3月、講演の最終的な依頼のため昭恵夫人と東京のホテルオークラでお会いすることになりまして、その席で昭恵夫人に小学校建設運動についてお話をし、主人に伝えますということをいっていただき、さらには何かすることはありますかとまでいっていただき、うれしかったことを記憶している。

 この際、昭恵夫人は安倍事務所の秘書の方を帯同されていたので、当時の昭恵夫人のスケジュールなどに関しては安倍事務所の方が詳しいだろうと存じます。

 平成26年4月、塚本幼稚園で昭恵夫人にご講演たまわった後、昭恵夫人を豊中の野田の小学校建設用地にご案内申し上げた。この際、昭恵夫人に帯同していた秘書はコウタケさんと記憶している。

 昭恵夫人には小学校建設予定地をご視察たまわった際も、当然のことながら財務省との交渉についてもご説明申し上げた次第であります。

 その後、昭恵夫人には適時、財務省との交渉内容について電話でご報告していた。当時、私はあの土地を定期借地、定期契約で借り受けたいと考えていたので、10日くらいに1度は近畿財務局に出向いていた。昭恵夫人にはこの交渉の都度、交渉の経緯などを報告申し上げていた。

 当時の財務省の担当者には、当時から私が交渉経緯を昭恵夫人に報告していることを伝えていたので、財務省の方もこのことは当然認識しているものと思われる。

 それまで定借契約に難色を示していた財務省が平成26年夏ごろ、突然定借での契約に前向きになっている。なぜ財務省が突然態度を変えてくれたのか、私には知るよしもないが、あの録音データの中で田村室長が言う特例というのはこのことを指していたのではないかというふうに考えている。

 その後、財務省との賃料に関する値段交渉が始まり、財務省の統括官から値段にはストライクゾーンがあると。ストライクゾーンは上と下があるという話があり、高い方は2700万、低い方は2100万という具体的な金額の提示がありましたので、低い方にしてくれとお願いしたという経緯もある。

 この定期借地に向けた契約交渉についても適時、安倍昭恵夫人には報告申し上げている。

 平成26年末、近畿財務はその後の契約書のひな型を一式そろえた文書を提示してくれた。このとき私はこのひな型通り手続きを進めれば土地取引はスムーズに動くだろうと感じ、安堵(あんど)した。

 しかし平成28年になって建設予定地でゴミが大量に発見されるにおよび、このゴミの場内埋め戻しを財務省が建設業者に指示しているという話を聞くに及んで、土地の値段のことよりも工期の遅れ、ひいては開校の遅れが心配になり、近畿財務局のイケダさんに頼んで、財務省本省の田村室長の直通電話を教えていただき、アポイントを取ってお会いする運びになった。

 今般問題となっている録音データはその様子を録音したもの。この会談の後も昭恵夫人には交渉の推移を適時報告していた。

 昭恵夫人に名誉校長にご就任いただいたのは土地取引の交渉がまだ完全に終わる前でしたが、名誉校長就任後は当然のことながら業務の一環としてご報告を続けた」

 風間直樹参院議員「昭恵夫人は今回の件でコンサルタント的な役割を果たしたのではないか。稲田(朋美)防衛相に籠池夫妻は献金しているが、当時籠池さんは稲田氏の後援会役員を務めていたか」

 籠池氏「コンサルタントということではなくて、私の考えていることをご説明申し上げて、そしてそれがどのような状態になっているのかということをお知りいただいて、そのことを通じて、いろいろと各方面にわたって対応していただいていたのではないかと考えている。

 稲田先生への献金については、私は役員はやっていない」

 宮崎岳志衆院議員「昭恵夫人には適時(交渉の経緯を)報告していたということだが、具体的に何か動いていただいたということはあるのか。昭恵夫人が名誉校長を辞める際、連絡が昭恵夫人本人からではなく安倍晋三事務所から来た、あるいは退任させてくれ、ホームページから(写真を)削除させてほしいというようなことが自民党国会議員からきたというようなことがあったと思うが事実関係は

 籠池氏「平成26年4月に初めて学園にご講演にお越しいただいたときに、野田町の小学校建設用地にご案内した。その中で、これが学園なんですよ、この土地で小学校を建設させていただきたいと。今、このような状態で近畿財務局で対応しておりますがなかなか難しいということを話して。そうすると何かすることはないですかということだった。

 その時に具体的に何をというのは、なかなか前に進まないという状況と、早く工事をしていきたいということがあったので、心の中に留めていただいた。その後、どのように動いていただいたか、私は具体的には知りませんが。

 その後、それぞれ難局にさしかかったときは、こういうことがあるんです、ああいうことがあるんですということは電話で対応させていただいている。

 私だけでなく家内の方から、女性同士ですから、私はたかだか2、3分で終わる話だが、家内の場合は1時間、2時間ほど携帯電話で話をしているので、その中で今の状況についてはこうなんです、ああなんですという話は必ず入っていた。

 それと、名誉校長を退かれたとき、平成29年2月23日、これは安倍事務所、議員会館の中の議員事務所から発信されたファクスが届いていた。ちょうど財務省の理財局長から身を隠しておいてくださいということがあったので、身を隠していた23日昼過ぎ、初村さんという秘書から連絡があって、非常にこわもての声で下ろせというようなことだった。ファクスで流しているので今日中に顔写真すべて外せということだったのでそのようにした。

 ファクスの番号はすべて私どものファクス機の中の記録に残っているので、これは確かだろうと思っている」

 宮崎氏「国会議員がお願いしたというのは」

 籠池氏「2月21日、(自民党)国対副委員長であられる豊中市選出の大塚高司議員が秘書の方と来られた。私は留守でお会いできなかった。その次の日に秘書の方が来られて、昨日は当人と来たが、内容は、今このような国会を騒がしているので何とか安倍昭恵夫人の写真を外してほしいというお願いだったが、それはなかなかできにくいですねというふうな回答をしてお帰りいただいたということ」









籠池氏「関わっていた」首相は辞めるべきと発言 (日刊スポーツ)
[2017年4月28日13時38分]

 森友学園(大阪市)への国有地売却問題で、学園の籠池泰典前理事長が28日、国会内で行われた民進党の聞き取り調査会に出席し、「私や妻が関係していたことになれば首相も国会議員も辞める」と公言した安倍晋三首相について「関わっていたと思うので、そうなる(辞任すべきという)ことになる」と発言した。

 15年9月、安倍昭恵夫人から100万円の寄付を受けた際「1人にさせてすみません」と言われたことを振り返り、「ということは、関わっていただいたということ」と語り、安倍首相は自身の発言の責任をとるべきとの考えを示した。

 国側との土地契約のやりとりについても、昭恵夫人に電話報告などを頻繁に行っていたことも明かした。籠池氏が電話する際は2、3分間だったといい「20回は超えていると思う」と振り返り、妻諄子氏に至っては「電話をしたら1、2時間は話していた。回数は数えられない」と明かし、親密だったことを証言した。





















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