2017年4月29日土曜日

国立公文書館春の特別展『誕生日本国憲法』(4/8~5/7) / 昭和天皇に関する断片 山田朗『昭和天皇の戦争』(岩波書店) 東京大空襲あとを視察する昭和天皇 茨城のり子『四海波静』 

過日(4月19日)、皇居東御苑辺りの名残の桜を観に行った際、国立公文書館で開催中の特別展『誕生日本国憲法』(4/8~5/7)に行った。

▼憲法原本と署名する昭和天皇


▼憲法研究会の憲法草案(昭和20年12月20日)
鈴木安蔵の自筆原稿

▼白洲次郎のホイットニー宛手紙(昭和21年2月15日)
日本側の漸進的な改革方針をGHQのラジカルな改革路線と比較した図が面白い




公文書館には歴史修正主義の流れに流されずに頑張って貰いたい
慰安婦「連行」文書提出 公文書館、内閣官房に (共同通信) ; このうち「バタビア裁判25号事件」資料には、日本海軍のインドネシアの特別警察隊元隊長が戦後、法務省関係者に「200人くらいの婦女を慰安婦として奥山部隊の命によりバリ島に連れ込んだ」と証言した記述があった。

さて、今日は4月29日、昔で言う天皇誕生日。
TLにも関連情報が流れている。
以下、昭和天皇に関するワタクシ的断片。

中でも目を引いたのはコレ ↓ 今年1月の刊行。
早速図書館に申し込んだが、既にウェイティング45番目だった。

昭和天皇の写真と言えば、
昨年9月にあった展示会「報道写真が伝えた100年」で見た下の写真、
大空襲のあとを視察するその姿からは、
「クソッ! まだ敗けんゾ!」という感じが見て取れた。


昭和天皇に関してもう一つ浮かぶのは、
茨城のり子さんの詩『四海波静』。
戦争責任について言葉を濁す昭和天皇へのストレートな怒り。
かっこいいぞ、のり子。

これについての過去記事
四海波静   (茨木のり子)

詩人茨木のり子の年譜(7) 1971(昭和46)45歳 第四詩集『人名詩集』 1972年 「金子光晴 - その言葉たち」 ~ 1975(昭50)49歳 「木の実」 夫の他界 金子光晴没 「四海波静」


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