2017年6月6日火曜日

加計学園問題 菅義偉官房長官と記者、前川前事務次官めぐり“バトル” (産経) ; Q:杉田副長官は、通常、事務次官級の身辺調査、行動確認をしているということか  A:「私は承知していません」(←否定はしないんだ) / 菅官房長官を追及した東京新聞記者にネトウヨが「頭おかしい」! おかしいのは菅のウソ、「出会い系行く」も菅が自らオフレコで (リテラ)← 東京新聞の望月衣塑子記者の気骨溢れる仕事ぶり。こういう人を本物のジャーナリストっていうんだよ。あらゆる情報を頭に入れた上で、全方位から権力者の痛いところを突く。   


(略)

 --(朝日新聞) 前川氏が昨日の菅長官の答弁に反論する文書を出した

 「反論については報道で見たのみであり、詳細について承知していない。いずれにしろ、辞任の経緯について私の承知している事実に基づいて発言をしたということだ」

 --(同) 前川氏の指摘は当たらないということか

 「私は辞任の経緯について私の承知している事実に基づいて発言をした」

 --(東京新聞) 前川氏に取材をしているが、昨年の時点から、松野博一文部科学相に、全責任は自分にあると辞任の申し入れをしたということだ。ただ、その時点で今は辞任の意向は出してほしくない、と言われたので、指示があるまで待っていたということだ。昨日の杉田和博官房副長官の話というのは、前川さんの証言とかなり食い違っている。松野氏も含めて確認していただきたい

 「私は自らの承知している事実に基づいて発言しており、それ以上でもそれ以下でもない」

 --(同) 事実というのはあくまでも副長官の話を聞いての判断ということか

 「副長官以外にもあります」

 --(同) 昨日の会見で菅長官は、文書の存在自体も含めて文科省が答えられないと判断したという回答だった。公文書管理法には、意思決定に至る過程を検証できるよう文書を作成しなければならないとある。民進党が指摘している文書やメールの写しが本物であれば、公開が必要な行政文書になる可能性がある。もう一度調査して公開する考えは

 「文部科学省で大臣の下で決定しているので、そのことは当然のことだと思う。文科省においては基本的にメールを含む文書の出所、入手経緯が明らかにされてない文書については、その存否や内容などの確認の調査を行う必要はないという判断をしたということだ」

 --(同) 入手経路がはっきりしないものはいずれも調べられないということだと、NHKが報道し、民進党も出したような匿名での告発の内容や告発文書がうやむやなまま闇に葬られてしまうようにもみえる。共同通信の調査では国民の77%が文書の開示と政府の対応について納得していない。もう少し開かれた対応をしていただきたいと感じている

 「委員会でも文科大臣はさまざまな委員会に呼ばれており、こうしたことを丁寧に説明しているんだろうと思う」

 --(同) 前川さんと他の関係者も取材しているところ、例えば審議会の人事に関しても官房長官等が政権を批判するような記事や投稿をされているものについて、それを見せながら人事を差し替えるように要望されることもあると聞いた

 「100%ないです」

 --(同) ないですか

 「そんな簡単なものじゃない」

 --(同) 前川さんの(出会い系)バー通いについて。もともと杉田副長官が注意したということだが、杉田副長官は、通常、事務次官級の身辺調査、行動確認をしているということか

 「私は承知していません」

 --(同) バー通いだが、報道を見ていると、前川氏は買春行為をしたりということではなく、今の制度からはぐれている、教育が十分に受けられない女性たちの話を聞いたりして、それ以降、夜間中学のボランティア等もしている姿が出ている。こういう姿勢はある意味、行政のトップの方がやることですごく大きな影響を与えるんじゃないかと思う。例えば、菅官房長官がこういうバーに行って、そこでどういう女の子たちがバーに通い、その背景事情、教育の実態がどうなのかということを聞くといった対応を逆に考えることはないか

 「前川氏がいわゆる出会い系バーに通っていたこと、このことを私は記者会見で聞かれたから私の考えを申し上げた。ご本人もお小遣いを与えていたというのを言っていた。それについてどう思いますか、ということだった。青少年の健全育成だとか、あるいは教職員の監督に携わる教育行政の事務方の責任者が、売春や援助交際の温床になりかねないと指摘される店に頻繁に出入りして、女性を外に連れ出して、お小遣いを与えたと本人が言っている。到底考えられないことである、と私は申し上げた。そのことはまったく変わりない」

 --(同) こういうバーに実際、官房長官が足を運び、どういう実情が背景にあるのかを知ることは、今、教育の無償化も打ち出されており、必要ではないかと思うが

 「世間一般に売春や援助交際の温床となりかねないと指摘されているわけですから、そういうお店に頻繁に出入りすることではなくて、貧困問題というのは極めて重要なので、いろんなやり方というのはあるのではないか」

 --(ジャパンタイムズ) 前川さんが出会い系バーに行っていることと、加計学園の文書は全然関係がない。天下りの問題も、彼は嘘つきかもしれないが、このことに関して怪しいからこのことも、とは一概にいえない。別個の問題だと思うが

 「まったく別だと思っている。まさに私たちは規制改革を徹底して行いたい、これに対して抵抗する人たちとの、その戦いだということを国会でも申し上げている。52年間、獣医学部が日本に新設されないことの方がおかしいんじゃないか」

 --(同) 前川さんの個人的行動とか天下りに関することが、彼が加計学園と他のことについて嘘を言ったかは別個の問題だ。前川氏の個人攻撃に当たるのではないか。彼が出会い系バーにいったり、天下りに関わったりしたから、彼が言っていることは信憑性はあまりないんじゃないかと言っているように聞こえるが

 「私は会見で、国会でも聞かれたから私の考え方を私が掌握している事実に基づいて答弁する。私からということじゃなくて聞かれたから私が言っている。ここでもそうです」

 --(同) 別個の問題だという理解でよいか

 「それはもちろん、当然そうだと思いますよ」

 --(東京) テレビ報道で出ているように、例えばライフサイエンス事業について、大阪府立大がかなり先進的に獣医学部に取り組んでいた。20人の増員を希望し続けているがかなっていない。京都産業大もライフサイエンスに関して、『ネイチャー』などへの投稿論文数がたくさんある。こうした状況でなぜ加計学園かということが一番問われている

 「そもそもこの加計学園というのは福田(康夫)政権のときに、愛媛県と今治市が獣医学部を誘致したいというところから始まった。そのときに四国の4県知事も誘致を要請した。福田政権の構造改革(特区)で不可になった。そのあと麻生政権も不可になった。民主党の鳩山(由紀夫)政権のときに、不可から実現に向けて検討するという格上げを当時、行った。構造特区の中で加計学園と書かれていた。現実に、文部科学省の当時の副大臣が、まさに口蹄疫だとか鳥インフルエンザとか、という中で獣医学部、産業動物獣医師や公務員獣医師の役割が重要になっている、そこも明解に認めている。安倍政権ですぐ出てきたわけじゃなく、そういう経緯の中で進んできた。そして国家戦略特区という中で、諮問委員の中で決定をしてきているわけだ。議事録も出ているので、是非読んでいただきたい」

 --(同) もちろん、議事録等、また民主党のときから、この話が出てきたことは知っている。ただ、「石破4条件」といわれてます4条件、閣議決定で出されている文書に出ている4つの条件をクリアしているとは取材をしていてもとても思えない。なぜ閣議決定をした4条件を無視した形でできたのか

 「それは無視していない。4条件は手続きに基づいて了解して3大臣が了解した上で決定しているのではないか。しっかりとした法に基づいた手続きを行っている」

最終更新:6/6(火) 17:35







 

▼こちらは午後の記者会見











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