2017年9月23日土曜日

東京国立近代美術館(MOMAT)コレクション展の東山魁夷特集で眼福な半日を過ごした 2017-09-22

9月22日(金)、久しぶりに竹橋の近代美術館に。
外は雨だったので、4F~2Fを2往復してじっくり鑑賞した。
眼福な半日であった。

いま、コレクション展では所蔵する東山魁夷の作品全点(17点)が展示されていて、これはゼッタイ見ものだと思う。

以下、コレクション展HPより。

東山魁夷特集

 東山魁夷(1908-1999)は、皇居新宮殿の障壁画や、唐招提寺御影堂の障壁画も手掛けた国民的人気を誇る日本画家です。東京国立近代美術館では東山本人から寄贈を受けた作品を含め、本制作だけでも17点を所蔵しています。

 今回の特集展示では、その17点すべてを一挙公開します。会場は所蔵作品展「MOMATコレクション」(4階~2階)の2部屋。自身が風景に開眼した記念作だと語った《残照》(1947年)、前方へまっすぐつづく道だけを描いた《道》(1950年)、北欧旅行の印象をもとに構成した《冬華》(1964年)など、東山のエッセンスがギュッと詰まった特集展示をお楽しみください。

(略)

東山魁夷(1908-1999)について

横浜生まれ。東京美術学校日本画科(現・東京藝術大学)を卒業後、ドイツに留学して美術史を学ぶ。戦後、1947年に日展に発表した《残照》が特選を受賞し、風景画家として再出発を果たした。1950年の《道》をはじめ、構図や色を整理した平明な作風により、国民的な人気を集めた。

取材旅行に出かけては連作を描いたことでも知られる。1962年の北欧旅行では、帰国後1964年まで3年にわたって北欧主題による制作を続けた。同様の連作に京都(1965年~68年)、ドイツ・オーストリア(1969年~72年)などがある。

また、1960年に新築なった東宮御所の壁画、1968年完成の皇居新宮殿の障壁画を担当し、1970年代には約10年をかけて唐招提寺御影堂の障壁画制作に取り組んだ。

1999年に没。墓所は長野市にあり、唐招提寺にも分骨されている。

出品作品について

《残照》 1947年
《道》  1950年
《秋風行画巻》 1952年
《たにま》 1953年
《晩照》 1954年
《山かげ》 1957年
《秋翳(しゅうえい)》 1958年
《木霊》 1958年
《暮潮》 1959年
《青響》 1960年
《雪降る》 1961年
《黄耀》 1961年
《映象》1962年
《冬華》 1964年
《白夜光》 1965年
《月篁》 1967年
《白い朝》 1980年


▼《白い朝》 1980年

▼《映象(えいしょう)》1962年

▼《冬華》 1964年

▼《白夜光》 1965年

▼《たにま》 1953年

▼《雪降る》 1961年

▼《道》  1950年

▼《晩照》 1954年







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