『蔡國強展 帰去来』(↓)のあと、コレクション展も鑑賞した。
『蔡國強展 帰去来』 @横浜美術館(みなとみらい) 2015-10-09 「夜桜」 オオカミのレプリカ99体で構成される全長40メートルの作品「Head On」 月岡雪鼎の肉筆春画に取材した新作火薬絵画《人生四季》の4連作
館内は広くてゆったりして、非常にくつろげる雰囲気だ。
静謐、清潔で、どこか身体中が洗われるような・・・。
これは癖になりそうだ。
撮影可とのことなので、一部撮らせてもらった。
▼サルバドール・ダリ『幻想的風景、暁、英雄的正午、夕べ』(1942)
ダリはヒトラーやフランコの賛美者だったんだ。
1939年、それがもとで、ブルトンによってシュルレアレスムから除名され、翌年、アメリカに渡ったそうだ。題の「英雄的」というのは、この絵の注文主、化粧品ビジネスで成功を収めたヘレナ・ルビンシュタインのことらしい。
▼サルバドール・ダリ『ガラの測地学的肖像』(1936)
ガラは奥さんの名
▼藤田嗣治『腕を上げた裸婦』(1923)
パリで「素晴らしき乳白色」と評され、名声を上げた頃の作品。
この絵には猫も犬もいない。
▼佐伯祐三『滞船』(昭和元年頃)
▼長谷川利行『街景』(1931)
1930年協会展で奨励賞を受賞し評価されるようになった。
彷徨、無頼の画家として生き、昭和15年没す。
宇佐美承『池袋モンパルナス』にその頃の詳しい事情が記されている。
▼川口軌外『群像』(1941)
この人は戦争画は手がけなかったという。
▼福沢一郎『未完成交響楽』(1930)
昭和初期のフォーヴィズム、そこからシュルレアリスムが分れ、これの指導的立場にあった。昭和16年には治安維持法で拘束される。
▼館内の様子
▼下村観山『小倉山』1909
▼下村観山『ナイト・エラント』(ミレイの模写)1904
▼下村観山 ラファエロ作『椅子の聖母』(模写)1904
▼館内の様子
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